2018年6月10日日曜日

ワイワイ飯豊ライド 3300kJ

[天気]曇り
[気温]20℃くらい
[アクティビティ]飯豊グランフォンドコース

群馬の悪徳業者兼チームのβ-endorphin御一行様が借金の取り立てに東北にやってくるということで、せめて利子分だけでも払おうとお出迎えしました。

ツール・ド・さくらんぼを終えて寒河江から米沢に移動。
H口さん宅にお世話になる。
久しぶりのとんかつ丸正さん、最高でした。

道の駅田沢に少し遅れていく(すみません)とちょうどβの方々もやってきた。
宮城組のKK隊長、コケ太郎君、新潟組のみゃーどさんも居た。
少しだべってからスタート。
あ、すでにこのとき武将さんのRDの調子が悪かったですね。

第一エイド(ビューポイント)は曇っていて飯豊連峰が見えなかったので、止まらず。
九才峠(チーマコッピ)もマジ上り。
βの方々は前の日に4000kJ走っているということだったが、普通についてくるのでいいペースで進む。
特にジュンゲさんの強さが印象に強く、ほとんどの峠のトップ争いにで絡んでいた。
サイボーグという噂はほんとうであった。

で、子持トンネル前の通称「街」で休憩。
ここで、飯豊には補給物を確保する手立てがないことを群馬人、新潟人に告げる。
われわれとしては常識だったが、事前に伝えておくべきだった。すんません。

飯が豊かではない、と書いて飯豊。
覚えておいてほしい。

自販機でああでもないこうでもないと言いながらクラッカーみたいなものを買い漁るオレンジな人々を一通り眺めてから、出発。

ほどなくして、第二のビューポイント、朴木峠。
前を走って誰か来たら飛び乗るつもりで登り始める。
来たのはみゃーどさん、少し離れてから下りで踏んで追いつくも、一瞬開けたところで離され始める。は、速い。

このあいだ、マコリン・H口さんと一緒に登ったけど、その時より一枚速い。
自分もその時よりもマジ上りだったのだが。
たぶんKOM取ったなと思ったら、そのとおりだった。

飯豊連峰は手前しか見えず。少し残念。
そして朴木の下りは危険ということを改めて確認。
気が回らず、すみませんでした。

本日も時間の関係で飯豊山荘までは行かずに例の橋で折り返す。
そしてこのときに雲の合間に晴れ間が見えて、おおお!テンション上がる。
みなさん持ってますねぇ。

撮る人を撮る人を撮る
折り返して、樽口峠を目指す。
GF飯豊のコースは復路が非常に厳しい。
山の麓まで登っていったんだから、下り基調と考えるのが普通。
だがしかし、登ったり降りたりを繰り返すんだぜ。
だから飯豊は自分の限界を垣間見るにはいいコースなんだ。
力がなくなってからどう走るか、というのは自転車の最も高度な楽しみ方だと思っている。
もちろんその時は辛くて道端に寝転びたくなるけど。振り返ると何かが残る。

そして樽口峠。第三ビューポイントにして、飯豊を代表する風景。
ここだけはぜひともみなさんに見ていただきたかった。

の前にみゃーどさんがパンク(のフリして休んでたんじゃないかな)
仕切り直して、松(あるいは桜)の木の話をしなどしながらゆっくり登る。

まさか、群馬の方々や天然新潟人とここを登ることになるとは思わなかったなぁ。
いやぁ感慨深い。ジワッときたよ。

実はこのコースで最も難しい峠であると思っている極楽峠。
全編かなりヘロっていた(前日がんばりすぎたそうだが、ホントかどうかは知らない。たぶん嘘だと思う)シナノッチさんが実力の片鱗を見せる。
やはり速いな。

難所をぬけて(実はまだチーマコッピを登り返したりするのだが)人が住む地域に戻ってきたところで、ビッグ・トラブル発生。
実の今回の役割ではタイムキーパーというのを一番に考えていた。
この時点で時間には30分以上のビハインドがあったので、ここからは(本当に)ゆっくり走ればOK。

だがしかしぃ、RDをもがして満面の笑みで坂を下ってくる男一人あり。

おお、スポークも折れてるじゃないか。
どうやら断線したRDを気遣って、蹴っ飛ばしたりしてたら巻き込んだ模様。

ワイワイといいながら処置。
チェーンをきってシングルスピードにする。
走行可能。しかし段差でチェーンが動くらしい。

H口さんの機転で小国まで下って、米坂線(存在自体が奇跡。時間が合うのは更に奇跡)で米沢に向かうということで、武将さんを切り離す。
トラブル対応としては完璧だったと思う。
そしてこんなトラブルを楽しめた。いいツーリングの条件として、トラブルを楽しめるか?というのがあると思っている。
いい人間関係でなければそもそもできないことだし、時間的にやや余裕をもったスケジュールでなければならないしね。
アホな集団、アホな計画だと楽しめない。

みゃーどさんは道の駅田沢に車を置いているので、途中で分かれる。
残りは米沢を目指す。
なんとか時間も間に合いそう。
もう会話はあと坂は何個あるのか?しかなかった。

で、市街地に入ってから、群馬のオレンジ軍団が弱音を吐き始め、自販機によらないと一歩も進めないと駄々をこねる。
あとたった3km、15分だぜ。

対向車線に自販機を見つけると、光に集まる夏の虫のようにオレンジ軍団が吸い寄せれていった。。。。
アホな集団であり、アホな計画だった。完全に。

なんとか、なみかた金池店にたどり着き、宴。
何もかもが美味かった。

群馬、新潟、米沢、宮城。
柳さんが、龍勢で目の前でチェーン落としたのは何年前か。
シナノッチと、みゃーどを枝折峠でまとめて千切ってやったのは何年前か。
Y澤さんとはワイワイ赤城旧道のとき、そして乗鞍の無料温泉で2度初対面の挨拶をした。
KK隊長とはたしか夏油のTTのとき。
H口さんとはここ飯豊GFに初めて参加したとき。
かっちゃんは天童高原でシングルスピードのMTBに乗っていた。

今回初めてご一緒する方々、練習を一緒にする方々。
一同が介している。とても不思議な気持ちになった。

そう、そうなんだ。
利害関係が一致すれば誰でも仲良くなれる。
お金があれば、みんな繋がることができる。
それがプロだ。
プロの友達だ。
みなさんもプロ友になりませんか。

私からは以上です。

一緒に走ったみなさん、ありがとうございました。
またどこかで走りましょう。


また来ます

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