2016年6月5日日曜日

第9回 グランフォンド飯豊2016 3400kJ(155km)

[天気]晴れ
[気温]25℃
[風]往路-3 復路+3
[アクティビティ]グランフォンド飯豊

朝4:30頃もぞもぞ起きる。
昨日「走り過ぎて俺はもうダメだ」
と弱音を吐いていた気がするが、起きてみるとそれほど疲労感がない。

上半身が凝っている。全部ジーパンのせいだ。

朝ごはんはおかわりして二杯。
おにぎりまで持たせてもらう。これはスタート前にもりもり食った。
これで前半はまったく問題ないはずだ。

さて会場について見回してみると、今年も大人数だわー。
全員の方を存じ上げているわけではないが、このコースをビッシっと走れるのは
運営側に3人
自走の1人
テキパキしていない2人
といったところか。
スタート順の兼ね合いもあり今年も一人ぼっちになる可能性が高い。
正直一人で走るのはいやだよぉ。

ちょっとゆっくり目に走ってテキパキしていない2人のいずれかを待とうか?
などと考えがまとまらないままスタート。

去年と違ってそんなに速くない感じ。

ひとつ目の信号機の具合で一人になってしまう。
特に待つ意味もないのでペースで走っていると3人に追いつかれる。
お一方から「人数いるんで回しましょう」と声がけをいただき回し始める。
みんな初見なのでギクシャクしながらも2周りくらいしたか。
軽い上りがあって崩れる。
最初の峠で誰もいなくなる。
でも先にスタートした人たちがいるので楽しく走れる。

菅沼に到着。工事中で注意が必要と説明があったところだ。
F山さんが一人で歩哨をやっていた。
「今日一日ここです」とのこと。
思わずぐっときてしまった。
なにが楽しくてこんなところに一日座ってなきゃいかんのかと思わないんだろうか。
F山さん行きを見送った後には帰り道側(反対車線)をホウキではいたらしい。
ありがたいこってす。

第一チェックポイントへ到着。
昨年同様補給はとらずにすぐスタート。
ゆっくり走るんじゃなかったのかい?

序盤一緒だった方が追いついてきて2人で走る。よし。
わらび園の坂を上り始めるとまた一人になる。
やっぱり坂なんだなぁ。

前方に観たことある人が!
K隊長を捕捉。よしいいぞ。
すこしかけると付いてくる。さすがだ。

下って平坦区間やっと車列らしいものができてスピードに乗る。

た、たのしい。

一人合流して3人に。

た、たのしい。

もう一人捕獲して4人になる。

た、たのしい。

もう一人、お、M崎社長じゃないですか!どうぞどうぞ、といい感じで進む。

ミスコースポイントも過ぎて往路の難所の朴の木峠へ。
そうそう、ここまでコースミス無し。
真面目に自分のブログを見て復習したのがよかったか。
なお地図や地名に関してはブログには一切記されてはおりませんでした。
役に立たないなブログだなぁ。

峠だけはトレーニングのつもりで走ることにしていたので徐々にかけてみる。
Canyonの方が付いてくる。上れるかたのようだ。(後ほどかっちゃんの知り合いのS藤さんということが判明)
序盤に少し差が開いてそのままの差で進む。
よしこいもっとこいと思いながら上っているとあっという間に峠。

ヨシエさん、ケンボーが見えた。
聞くと前は1人。。。女性とのこと。
S藤さんも到着してすぐに出発していった。彼には彼の戦いがあるようだ。
すこしして峠を下る。
ここからはうさぎと亀だな、なんて思いながら前を追う。
折り返しまでアップダウンがありつつもなだらかな上り。

なかなか前に追いつかない。。。
私の脚的に時間帯または距離的に疲労がでるところだ。なるほど。

折り返しのなんとか荘。
朝参加者全員に配られた赤飯おにぎりを食し、喉に詰まる。
この先もパン食は諦めた。
梅干しを2個食べる。効く。

トイレも済ませてS藤さん、サポートライダーのN本さんと出発。
今年は2人ではなく3人。
運営的には本当はもっと大人数のほうがいいんだよなぁと考えたりする。
(サポートライダーの割合的に)

でもまあ仕方ないな。
脚を止めたらズドンときそうな感じもあるし。

ところでN本さんの奥さんが行方不明(彼女もグランフォンドに参加していた)だったらしく彼も落ち着きが無い。

そんな中、今年はあまり会話もなく黙々と進む。
いい機会なので彼の走りを観察したりする。
ペダリングがうまいなぁ。しっかりトルクをかけるようなペダリング。
(また)ギヤは平地用だったようだけど。

たまに小さな上りでかけて見たりするとピターッとついてくる。
そして横へ並ぶ(はいタッチと言わんばかりに)
ちょっとこれはものが違うなと感じる。なんというか分厚い走り。

樽口峠を堪能し、チェックポイントを過ぎるとS藤さんがきついから先に行ってくださいとか言う。
いやいや、こちらも滞り無くきついんですよ。
集中して走るとS藤さんが切れた模様。

いくつか小さな峠を越え、平坦区間へ。

あ、あそこだ。
いやな汗が。

その様子まるで落ち武者の切腹の如く。

「牽きましょうか(介錯いたします)」と前へ。
「おう、たのむわ(かたじけない)」と合わせを解く。

バヒューーンと音速へ。
しかしまあ速いわ。
USJとか行くより値打ちもんなので来年はみなさまも是非。

そんなこんなで最終チェックポイントへ。
今年もオレンジが美味い。

もちろん脚はいっぱいいぱいいで、あと2つの峠が遠い。
少し弱気になってN本さんに
「あと坂はどれくらいだっけ?」と訊いてしまう始末。
よ、よわい。
今上っている坂を数えなければ、あと一つとのこと。
あのいやな直登の坂だなぁと言うと
彼曰く
「仏の心で上ればいい」
とのこと。
「フォームを崩さず、何も考えず。考えても無駄なんですから」と。

うーん。いいこと言うな。たしかにそのとおりだ。
エリック・ツァベルも「山を(必要以上に)恐れてはいけない」と言っていたことを思い出した。
自分は、最近坂と格闘することばかり考えていたように思える。
そうだ坂を恐れてはいけないんだ。

最後の坂を仏の心で上る。
きついものはきついが、腹を据えて上ることができた。

そういやこの道、ワインまつりの時に切れて一人で上ったっけなぁ。

下ってあと10km。
今年は道を覚えていて、気楽に走れた。
AEONまで行くこともなく、無事にゴール。

【タイム】5:42

全体的に去年より走れてないなと感じていたが、去年よりタイムはいいぜと思ったけど、距離が5km短かったんだった。5kmって10分はかかるよな。。。。

パワーメータが違うながらも去年のデータと見比べたりしてます。
追って書きたいと思います。
一番重視(というかわかりやすい)している指標のL1のパーセンテージは
去年26%
今年30%
とやはり走れていないようです。
まあ列車に乗ったりしたぶんかな。

当初考えていたよりもよく走れて自信になりました。
さて目標の達成はどうか。
0.無事故→達成
1.補給食のパンを食べる→未達
2.道に迷わない→達成
3.できるだけLT走→達成

となり、パンが来年へ持ち越し課題となりました。
朴の木峠のクロワッサン食べたかったです。

私からは以上です。

そうそう帰りも自走のつもりだったのですが、メンタルトラブルにより、K隊長の車で送迎していただきました。
ありがとうございました。神様に見えました。

あと、ジンギスカン食べましたね。
よかったです。

いいとよー!

すばらしいコース
K隊長列車
なみかたでチンギスハーン
オタカポッポ近影

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