[気温]下34℃ 上20度位?
[アクティビティ]船形山グラベル
船形山とは(Wikipedia)
春のチャレンジでは雪に阻まれ、まあそれはそれで楽しかったわけですが、もう一度チャレンジしたいという機運が高まりました。
既にWさんは前回ルートを単独で走破しているという不届きな情報もありましたし。
今回は宮城の自転車界に彗星のごとく現れたSさんも同行するという好材料。
しかし、K隊長にご不幸があり参加断念という悪材料。狼煙での参加と相成りました。
ルートは船形山山頂付近をハントして薬莱山方面へ登り返す(前回は分岐を下って終了)という設定になりました。
山は「常に状況がわからない」という心づもりで当たらなければなりません。
適時判断しながらの走行というのが基本です。事前の情報が役に立たないこともままあります。
自転車はこちら。
もけけ号。SALSA Colossal Ti |
タイヤは28Cのグラベルキング。空気圧6.0。
前回Kさんがロード系のマシンで参加されていたので、今回は自分もと思ったわけですが…。
台風一過でした |
6:00頃泉ヶ岳の麓からスタート。
いつものトレーニングコースを上ります。
やはりMTBより楽ですねぇ。
滞り無く林道区間へイン。涼しいです。
最初の下りはまあ難なくクリア(遅いですが)。
登り返して桑沼通過。順調。
北泉ヶ岳をパスしていきます。
その後の下りで徐々に辛さがきました。
手が痛い。
細いタイヤだと、大きめの石があるとタイヤが浮いてしまうので速度を落とさなければなりません。
ダートだと6.0の空気圧は高くて弾かれます。
そこで小休止の際に少し空気圧を落としました。そう少しだけ。。。。
で、また下りが続く。
おお!走れる!
かなり調子が良くなったわー。と飛ばして行くと、大きな石が埋め込まれた?区間でホッピングなどしてみたところ、プシュー。
見れば前輪のペチャンコ。あーパンクだわと止まってみれば後輪もやられてた。
両輪かよ。
チューブが1本しかない。これはいただけないミスです。反省。
Wさんが700cのチューブももっているということでお借りすることに。
これで数は揃いました。
しかし、パンクって嫌ですねぇ。そして団体行動でパンクすると気をつかうし。
お二方とも「ゆっくりやって」と言ってくれて、言葉に甘えたわけではないですが、所要時間1時間かかりましたよ。
長くなるしつまらない内容なので詳細は書きませんが、とにかくチューブレス化対応ホイールのビードが下がらなし上がらない。
レバーを使って無理やり入れて痛恨のはさみ込みパンクなど。
心が折れそうになりましたが、実際に折れたのは(Wさんの)タイヤレーバーでした。
Sさんからも予備チューブを貸していただき合計3本のパンク修理。
お二方の手も借りてようやく終了し集まってきた藪蚊たちと一緒に、(Sさん持参の)ぶどうパンで乾杯しました。
まあチームというのはこういう困難を乗り越えて団結力が高まるわけですよ。
ちょうどいい課題になりましたね。
はい、トラブルメーカー(大きく最年長)が言う言葉ではないのはわかっております。
ご迷惑をお掛けいたしました。
ここからは予備チューブの観点からパンクできない状況になり、空気圧6.0付近で乗らざるを得ない。
つ、辛い。
下りがこんなに辛いのは初めてだ。
ブレーキは常に握っている状態。握力の限界を越えました。
下り区間が終わり、眺望の良い尾根へ入ります。
このコースの一番好きなところ。
前回雪に閉ざされて行けなかった船形山山頂へのアプローチ道を上ります。
最大斜度18% |
斜度がかなりありますが、舗装されているので楽しく上れました。上り最高。
キャンプ場と駐車場もあり、車できている人もいました。
自分は車でこようとは思いませんが。
この先は自転車でいくのはかなりきつそうなので、今回は見送り。
おそらく殆ど担ぎになると思われます。
少しわきに入って行くと鈴沼という沼があり、K隊長からハントせよという指令があったらしいので、行ってみることに。
ここも自転車では無理。徒歩で500mくらいなのですぐです。
鈴沼は荘厳な景色でした。
浅い沼なので歩いて入っていけそうです。
このあたりの気温は涼しくて、気持ちがよかった。
下界は灼熱地獄らしいけど、まさにどこ吹く風です。
看板はいまいちですが |
荘厳です |
そしてまた下り。なんとか洗車沢(通名)まで辿り着き休憩。
この先すぐに分岐点。左折すると薬莱山方面へ上り返し。
ここは前回まっすぐ行ってコロラド坂(通名)を下りました。
ここのダウンヒルは素晴らしいのですが、今日はまったくもって走りたくないので回避できて安堵。
上り返しがうれしいが、上るということはいずれは下る。。。
しかしここは斜度があり、石も大きいのでトラックションがかからず漕げませんでした。
ここもブロックタイヤが必要ですね。
やや標高が下がったのと直射日光があたる斜面だったので灼熱地獄でした。
ここの押しもかなりキツかったです。自転車を放りだしたくなりました。
少し下ったところ、なんと舗装路が。場所的には白沼になりますかね。
このまま舗装路が続いてほしいと思えども湖畔周辺だけでした。
その後アップダウンが少しあって、長い下り(もういやだ)で目的の薬莱山の裏側に出ました。
からくも走破。いやー疲れた。
薬莱山のジェラートで一息ついて、Sさんのアテンドで小野田のかさ松さんへ。
ジェラートで息を吹き返す |
Sさん、よいお店を紹介していただきありがとうございます。
かさ松さん。歴史あるお店 |
カルビ丼 |
その後、最短ルートからは少し外れて七ツ森を回る。
Sさんは面白い道を沢山ん知っていて驚きました。
そしてカフェ、モカモアコーヒーさんで休憩。
モカモアコーヒー |
テラス席 |
味わい深いすばらしいお店でした。おすすめです。
一旦帰宅して、勾当台公園で催されているベルギービールフェスで親睦。
私はマジで下戸なので、宴会でもお酒を断ることが多いのですが、別にストイックなわけではないです。
ベルギービールは数少ない美味しいと感じるお酒です。
1杯が許容量ですが、この日は2杯飲みました。定額前払いコイン制だったというせこい理由で。
フェスは思いの外盛り上がっていた |
朝から晩まで楽しいこと目白押しで大変有意義な休日を過ごすことができました。
ここのところイベントのたびに新たな出会いがあるのですが、よくよく考えてみるとそのほとんどがK隊長の紹介によるものだということに気づきました。
狼煙のフィクサーKに改めてお礼を申し上げます。
Sさん、Wさんもありがとう。懲りずにまた面倒みてください。
今回は両輪パンクという悲劇もあったわけですが、そこから空気圧の大切さを再認識しました。
オフロードでも、いやオフロードだからこそ、アバウトな設定は命取りになりますね。
クリンチャーはあまり適してないという感想です。チューブラーだと替えのタイヤ運搬の問題がありますし、悩ましいところです。
もしかしたらチューブレスというのはオフロードでは一番バランスがいいのかもしれません。
少し勉強してみようか。
とにかくオフロードは下りも楽しまないと損だし、手首とかも痛くなるし、脳はゆれるしで翌日深い後悔にさいなまれることになるので、もう少し改善したいですね。
今のところ今回のコースはFargo(MTB)の方が適しているという感想です。
以下、写真まとめ
W号 |
S号 |
下界は暑い |
雲の芸術 |
七ツ森の牛 |
宮床ダム |
雲の芸術その2 |
雲の芸術その3 |
かつてモナカだったもの (気付き:補給食にモナカは適していない) |
2 件のコメント:
大長編楽しく読ませていただきました、ありがとうございました。
チューブ切れ遭難一歩手前だったとは・・・
新人の頼りになるS隊員がいてくれてよかったですね。
次は参加しまーす。
K隊長、精神的なサポートありがとうございました。
引いていただいたルートは走りがいのある素晴らしいものでした。
Dimmensionのお客さんで鳴子まで林道をつないで行ったという人がいるようなので薬莱山以北も狙うべきかと思います。
トラブルがなければ行ける!(トラブルメーカー談)
それと船形山山頂へ登山というオプションも是非見当したいですね。
S隊員は山をよく知っているすばらしい隊員でした。
船形山山頂で泊の経験もあるそうです。
また必ずやご一緒いたしましょう。
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