2015年5月17日日曜日

第12回時空の路ヒルクライムin会津

[天気]前日雨、当日晴れ
[気温]10℃〜25℃
[風]レース日追い風
[体重]61.5kg(推定)
[アクティビティ]レース

確か過去に2回ほど参加したことがありました。蔵王が開催される前年と前々年だった思います。
蔵王とかぶってしまうので、(大会としてはこちらの方が好きですが)それからは蔵王に参加してました。
今年は蔵王様の虫の居所が悪いということで開催中止となり、久しぶりにいってまいりました。

と言っても覚えているのは本郷庁舎と学生の応援と直線くらいです。
あ、あと前回参加した時は補給食を携帯するという愚行をしていたことを思い出しました。
冷や汗が止まりません。
そんな感じの頃です。ほとんど初参加と変わりません。

そういえば学生のボランティアが少なくなっていて少し残念でした。
この大会の特徴として印象深かったので。

【前日】
まあ、グルメですわ。
ずーっと以前から一度行ってみたかった「シェ・やまのべ」さんへ。
自分は洋食は(いや食全般だろ)よくわからないので多くのことは語れませんが、すんばらしかったです。
食材と技どちらも今までに感じたことのないものを感じました。
写真を載せておきますが何を食べたのか(説明にはふんふん頷いてみたりしましたが)はっきりとはわかっていません。
エクストリーム・ミクスチュアでした。
 



このサラダに度肝を抜かされました
どれも
これも
まいうー(古)
このレベルの店がこの地域に成り立っているのは奇跡的なことではないでしょうか。
それとも逆にこの地域だからなのか。言えるのは会津はいいところだということです。
また行きたいと強く思いました。要予約です。

ここから美里に向かうまでの道程が素晴らしかったです。一度自転車で走ってみたい。

その後、なんとか宿(なんど聞いても覚えられません)をスルーして氷玉峠へ。
うーんゴール地点は全然覚えてないですね。太鼓が鳴ってた記憶はある。

今回は宿選びに迷走した結果、芦ノ牧温泉に泊まることにしました。
一人で泊まれる民宿があったので。

芦ノ牧温泉はこんなとこ
福泉さん
 上品なおばあさんが一人でやっているみたいで、晩御飯はできないとのこと。仕出しの締め切りに間に合わなかったのかも。
本物の「くなんしょ」を初めて聞きました。いやすばらしい。
「お客さん背が高いからこれ変えてくなんしょ」と手渡されました。

(私の部屋の)電球
もちろん伊達もんとしては快く引き受けました。お役に立ててよかったです。

味わい深いです(記:平成27年)

部屋はかなり立派で広いです
下も部屋なんですがどうなっているのでしょうか
気になる木です

で、グルメですわ。

牛乳屋食堂さん

すごい混んでました。地方グルメとしては高度水準です。
自分は並んでまで食べることはほとんどしないのですが、時間があったし並びシステム(順番がきたら電話してくれます)がきっちりしてたので散歩しながら待ちました。
ソースかつ丼
自分はソースかつ丼全般に好きではないのですが、確かに美味しいです。
餃子も食べてみたいです。

で、宿の周りも散策していろいろな社会勉強をいたしました。

関西専門店?
いやぁ、マジで楽しい宿泊でした。

じゅなんしょ(柔軟)体操後、9:00頃就寝。畳の部屋だとぐっすり眠れる。


【当日】
4:30起床。
温泉に浸かる。本物の温泉です。24時間入れるしボイラーもありませんでした。

あ、そうそう前日サイクリングペースでコースを全試走しました。
すんごく調子がよくて坂を坂と感じませんでした。
疲労を残さないように「ドー、ドー」するのが大変でした。
今年、ここまで自分のやってきたことは間違いなかった、とこの時に思いました。
これは自分にとってとても嬉しいことです。2012年以降こんな感じは久しぶりでした。

レースに出るからにはいつだって優勝を狙っていますが、自分はこういうことをリザルトよりも大切にしています。
恥ずかしながらゴール地点で思わずガッツポーズをしました。
あとはただ40分未満(だよな?)走るだけです。

おにぎり2つ食べて、くなんしょ体操(柔軟体操)をして6:00に出発。
セブン-イレブンで軽量化(宿では兆しがなかったのでコーヒーを飲んだ)

6:15頃現地到着。
もう既に小学校の駐車場しかあいていないっぽい。
みんなそんなに早くいって何をやっているのかと思う。
自分は早めに気持ちが上がってしまうのが嫌なのでしゅーっと現地入りするタイプです。

もろもろ準備して荷物預けて、実走アップ。体をほぐすだけ。
調子が良いのはわかっているので疲労しないほうがよいと判断。平地も長いし。

machuiさんからのサジェストでスタート方式を知る(出たことあるはずだが)。
9:30スタートなのでゆっくり並ぶかと思っていってみたら一番前でした。

machuiさんとみゃーどさん(は自転車のみ)発見し、ここでよいことを知る。

13番スタートらしいですが、みゃーどさん(14番スタート)と一緒に走りたいので後ろに少し調整してパレード突入。
調整に関して誤解がないように書きますが、協調して走ろうとかいう感じではないです。
回すとかいうことは全然考えていませんでしたし、(たぶんみゃーどさんもそういう気持ちだったと思うのですが)実際にそうなりませんでした。
ただ展開うんぬんなしでどっちが強いのか試したかったんです。
むしろ俺が引き倒してやるという気持ちでした。
だいたい30分レースで脚をためるとか、そんなのは自分のやってきたことに対してスタイルとして反していると、事前に考えました。

とはいえ、平地番長こないかなーとは思ってましたが。。。

一応プランを書いておくと、

・団子になったらダムでセレクション
・もしみゃーどさんとランデブーになったらゴール前までは我慢する

といった感じでした。

でスタート。
まあついてこいですわ。
JAあたりで平地番長こないかなーと後ろ振り向いたら、みゃーどさんしかいないわ。。。

速い人に追いつかないかなぁと思いなが走る。
がいない。まあいいか。

時折、みゃーどさんも前へ出るが、こなくそ的に追い越す。
ここで後ろについたら話にならんのよ。

右曲がって小上りで前へ出てひっぺがしにかかる。
ちょっと離れたと思うんだけどな。

しばらくして気を感じて振り向くともうひとかたとみゃーどさん。

少し左へずれて路を譲る。
で、その後やや離れてしまう。きっとリズム的なものなんだろうと思う。
誰かと一緒に走っているとわかるんだけど、得意な時間帯というのがあるから。

で、ダム。ああ、また少し離れる。
セレクションかけられとる。

このへんでmachuiさんを捉えたらしい。

平地で詰めるも、10m位差がつく。

そこからはずーっとその感じ。
わかるでしょ?見えるけど差が縮まらないあの感じ。

で、考えるわけです。
自分の調子は最高だし、力んでもいない。ベストエフォートだ。
本当かな?ワットを見たらいい数字出てるじゃないか。

つまり(少なくてもここまでは)相手が上なわけです。
で、とれる策は?
ないわけです。
待つしかないんです。落ちてくるのを。
消極的に思われるかもしれませんが、自分は最高の走りをしているので、これ以上は無理なのです。
がまん。これが今取れる最善の策であり、これこそが自分を信じる走りなのです。
やってきたことは十分以上に出しているのだから。
あとは相手の問題なのでどうしようもありません。

そのまま(ちょっと離されたかなぁ)ずーっとみゃーどさんの背中をみながら走る。
あーこりゃ落ちてこないなぁと思いながら、全神経を自分のペダリングに集中して。

あっという間にあと2km。1km。500m。250m。一応最後掛けてゴール。
手元の時計で32:2x秒。びっくりした。優勝できるタイムじゃないか。
みゃーどさんが前でゴールしてるんで絶対にできないんだけど。なんとかなりませんかね?ならんか。

ゴール後はしんごろう餅とじゅうねんアイスを美味しくいただきました。
いいえ、どつき合いなどはしていません。

下山の時に優勝候補のスズキさん(別組スタート)とご挨拶させていただく。
タイムをきくと32分台とのことで、さすがのタイムでした。

下山中も色々はなしさせていただき、だいぶ印象が変わりました。
実はけっこうカリカリの人なのかなぁなんて思っていたのですが、レースに対する考え方は自分と近いものがありました。
一枚(以上?)上のレベルなのでそういう方と競い合えるのも楽しみの一つですね。
みゃーどさんもそうなんですが、私はどうもライバルというよりは、なんか仲間みたいな見方をしてしまいます。
それでは勝てないのかもしれませんが。まあそんならそれでいいかとも思うのです。

下山で前を引いてスズキさん、みゃーどさんを含む複数名を露頭に迷わすという珍事などありながら本部に到着。

【リザルト】
男子D 3位 32:22

あ、そうそうスズキさんだけ31分台でした。たぶん40代歴代1位じゃないですかね。
このコースで勝てないと勝てるとこないなぁ。まあいいかその前にみゃーどさんに土付けないと。

リザルト
見よこれが2位と3位の差だ
こっ恥ずかしいけど、表彰式には参加して帰宅。
あ、そうだそば粉を混ぜたおやき(なんていったけ?)美味しかったです。

あと、あこがれのRiderエンドウさんとお話させて頂きました。
50代ダントツで優勝しておられました。タイムも自分よりよい。。。。
自分も進化しているはずなのに差が縮まらないということは、向こうの歩幅が大きいということなのでしょう。
レジェンドの歴代優勝タイムもしかり、年齢はそれほど関係ないと感じました。
あとみんな強い人は終始笑顔ですね。(レース中は知りませんが)

風呂に入って帰ろうと思ったらスズキさんと一緒になり、また風呂で長話してしまいました。
お互いが知っている方の話題などして楽しくなりました。
柳さんパンクDNSだったたらしいね、とか。

トレーニングのことも聞かせてもらい参考になりました。
結局のところ人それぞれのやり方を模索するしかないのだと改めて思いました。

悩みはないですか?と訊いたところ「レースパンツの丈が短い」と言ってました。
人生模索の連続です。(確かに短かったです)
ありがとうございました。

やり残したこちらも見事ゲット(ナビがバカルートを指定)して終わりました。

絶品です

一応PMデータ置いておきますね。
32:25 303W(SRMは略) 88rpm
次は夏油です。TT(ポジションを)がんばります。

機材:
Look595 電動Di2 SRM79(50-34 14-28)
LW G3 シュワルベ ONE チューブラー
6.78kg


【追記】
部屋の鍵をなくしてしまい難儀して合鍵で入り、下山用荷物から出てきたというミラクルがありました。

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