2012年7月8日日曜日

きたかみ夏油高原ヒルクライム2012 2stステージ

[アクティビティ] レース
[メニュー1] 18km

いやそれじゃツーストステージだから。めんどくさいから直さないけど。

成績のよかったレースレポートは長い。これ常識な。

1stステージ後、まずは温泉ということで、瀬美温泉へ。
少しだけ硫黄な湯。私は硫黄が苦手ながらこの程度なら大丈夫。いい湯だ。

こんな感じの温泉です ※写真はイメージです

その後、会場に戻って表彰式を指をくわえて眺めてから、宿へ。
宿はTTレース直後に電話して即OKだった。
入畑ダム温泉(正式名:入畑温泉)
目の前にダムがある

宿は立派で、女将さんも優しくて、朝おにぎりも作ってくれるいい宿です。
このへんの温泉は、なになに温泉ってなってても温泉街ではなく大概一軒しか宿がありません。一国一城温泉なのです。
こんな感じのまたもや広い部屋でした

泉質は瀬美温泉とほとんど同じでした。
晩御飯は豪華で天ぷらなど出たのですが、さすがにレース前に天ぷらはないだろーう。食べました。
なんかの肉も食べました。
途中、茨木から来たという元トライアスリートのオジサンと話が盛り上がり(焼酎をお召になられてました)夜は更けていったのでした。
オジサン曰く「人生いろいろ遊んだけど、結局一番おもしろいのは体を使って限界にチャレンジすることだ。それ以外はただ金使ってるだけだ」とのこと。それでヒルクライム始めたらしい。

夜。9:00には布団に入ったのですが、なかなか寝付けません。
運動してないからでしょうか。
胸がドキドキして目が冴えます。恋か?
否。明日のレースが気になるのです。目を閉じるとどうしてもコースをトレースしてしまう。
色気づきやがってぇ。いやらしいぃ。
これは自分に期待しているのだな。悪いことじゃない。そうやって大人になるもんさ。
アルコールを少しだけ飲んで即落ちしたようです。

4:30に起きて、ひとっ風呂あびて会場へ。
駐車場は地獄のアマゾン地帯。
なんとか場所を確保してローラーでアップする。
15minアップ 10minL4 10minダウン。
アップしている間に荷上げの時間が切れ。まあ天気もよいし何も上げなくても大丈夫だと開き直る。
招集ギリギリまでグルグル走って列に並ぶ。
並んでいる脇の家に人馴れした黒猫が一匹。昔黒猫を飼っていたことがあってとても似ている。
もしかしたら、あいつが応援しに来てくれたのかもしれないなぁ。

一応、競うような人を昨晩チェックしたんだけど、ほとんどゼッケン番号を忘れてた。別にいいさ全力で行くだけさ。

スタート後直線はとにかく先頭集団にいること。これは夏油の鉄則である。
福島兄選手が先頭を引いてくれているのでとてもスムーズにことが進む。
去年のような緊張はない。
あまりきつい感じもなくT字路からの上りも先頭集団中頃でこなす。
瀬美温泉をこえていよいよ登り始める。
去年はここで先頭を引いて、きつくなったのを思い出してソロリソロリと上げていく。
5番手くらいについて後ろは見ない。
トンネルまでは多分まだ大きな集団ができてた。
トンネルをこえて下り平坦で誰かとび出すと思ってたので、警戒したが結構みんな休んでる。ああラッキーと思って周りを見ると10人未満。
まだ余裕がある感じ。ここからの上りがメインディッシュっす。
上り初めてしばらくすると集団の動きが鈍る。一人だけ前に出ていく人が居たので、なんとなくついていく。
アタックがかかった感じではない。徐々に上がっていく感じ。福島兄選手もこの辺で一度下がったと記憶している。
しばらく付いて行くと後ろの気配がなくなっていた。どうやら二人旅になった模様。
後ろは見ない。まだ見る時間じゃない。
前を行く選手は立派な走りをしている。とても集中しているようで私のことは眼中にないようだ。
ここらへんで気づいたんだけど、俺成長してる。
たぶん冬の練習が効いてるんだと思った。その時なんかじわっと来た。鳥肌がたった。
いや、じわっと来てる場合じゃない。このような展開は予想していなかったけど先頭争いなんだ。
前の人に引いてもらって勝ったら悪いなと思ってちょっと前に出てみた。
ここで離れてくれれば優勝だなと趣旨代わりしつつ、おぼろげに思う。
だが無論そんなに甘くはない、彼の走りには気迫が感じられる。優勝しか狙っていないようだ。
すぐに前に出られる。どうやら引いてリズムを作る人らしい。
夏油スキー場への分岐ところまできて、勝負を強く意識した。
前の人もかなり気合が入っている。何度もいうが立派な走りだ。
変な揺さぶりやブラフは一切ない。力と力の勝負を挑んでくるアメリカンベースボールスタイルだ。
ならばこちらも小細工は一切なし。黙って付かせてもらう。


この時私は僭越ながら、コンドルさんの喜多方のレースブログを思い出していた。
確実なのはスプリント…。
夏油スキー場の敷地に入ってから、直線と最後なだらかな上りがありゴールになる。
そこで勝負だ。私が日々待ち望んでいた真剣で斬り合うような展開だ。
とここまで考えて、懸命な私は重要なことに気づいた。俺スプリトないじゃん。全然ないじゃん。
へなへなへなへな。
少し離されてスキー場の敷地に入った。向こうがアタック。あへ?やられてんじゃん。完全に作戦読まれてんじゃん。
へなへなへなへな、その2。
もう終わりだね、君が小さく見える。
まあ後ろを見ると誰も見えないのだが、まってーと俺も全力で踏む。
少し詰まった。しかし時すでに遅し。
2番手で全力一人ゴール。
ゴール後、そうか入賞だなと思いました。
でもそんなにジーンとは来なかった。負けたという色が濃い。
まあ、ほとんど一人引きの優勝の方は本当に強かった。気持ちが強かった。
あのストロングさを見習いたいと思った。

その後、少し具合が悪くなって、咳などが出た。
スイカを食べて一命を取り留めるも、ぐんにゃりになった。
建物の中にこもって回復を待つ、我虚弱為。
みなさんに挨拶などしたかったがただ座り込む。
メーターはつけてないので、タイムはわからなかったが40分は切ったという確信があった。
うれしかった。練習の成果が出たのがうれしかった。帯状疱疹になったことなど思い出した。

下山してカレーなど食べて、表彰式。
名物きゅうりカレー
ランス方式でパチリ

リザルト:男子Cクラス2位。37:51。
自転車:Cannondale SuperSix Evo with カンパ and LW
※自転車の写真はヘタレさんの盗撮を覗き見してください。EVOいです。

立派な成績じゃないか。
この時に「自分を褒めてあげたい」という言葉を思いつきました。わしが。これは名言になる予感。

どうもこのコースプロファイル、私に合っているようだ。
うすうすヒルクライマーという感じではないのは気づいてました。
チュウトハンパーな感じな私です。
機材ドーピングの疑いも取りざたされております。
EVOは特に主張しないけど、しっかり仕事をしてくれる頼もしい奴、という印象を持ちました。

次は矢島カップです。
私のターゲットレースです。盛り上がってまいりましょう。

p.s. 今日の2up。
こんな感じで2台積めます

2 件のコメント:

北国ライダー さんのコメント...

初めまして、岩手の北国ライダーと申します。
夏油ヒルクラお疲れ様でした。
レース状況を拝見させて頂きました。そんな感じになってたなんて知らなかったです。スキー場との分かれ直前で事務局が撮った写真を見たら、自分の直後に影が写っていたので本当に真後ろに居たんですね・・・次は鳥海との事で私もエントリーしています。お手柔らかにお願いします。頑張りましょう!

もけけ さんのコメント...

どうもどうも。はじめまして。お疲れ様でした。また優勝おめでとうございました。
やはり相当集中されていたのですね。
若輩者ですが今後共よろしくお願い致します。