[気温]10℃位
[風]8m
[体重]前日62kg台
[アクティビティ]レース
※長文注意
春に大尉さんとへたれさんと走った時に、そこ(いわきの山側)でロードレースがあると大尉から聞いた。
上り系の市民ロードレースって殆ど無いという印象(クリテとヒルクラばっかり)なんで珍しいな、とその時思った。面白そうだと。
時はながれて山形方面からもその情報が聞こえてきた。
時期的にも非常によくいっちょ走ってみますかと相成りました。
開催地は古殿。なんかカッコイイ地名だ。
蛇足ながらこの辺りの地名は独特(当て字)なものが多いという印象。
【前日】
今回、山形(米沢)のチーム・ホシの皆さんと同宿させていただけることになり、すんなり現地入り出来ました。ありがとうございました。
もちろんレースをするからには優勝を狙うのでチーム・ホシのみなさんもみんな敵です。
寝首をかかれないように気をつけなければなりません。食べ物も最初に箸をつけることはしませんでした。
昼ごろには現地入りしようかと思っていたのだが、機材的なトラブルが発覚して手間がかかり14:00前に現地入り。
で、何すればいいんだっけ?となる。
試走か。コースがわからん。でもたしかなんとかの桜がゴールだったはずなので、そこに行けばいいかと思いインターネットで調べてみたら、なんとかの桜大杉。
どの桜だ(淳子)よ。
早くも露頭に迷う。腹が減っていたので、おふくろの駅 道の駅おふくろ(どっちやねん)でご飯を食べることに。
古殿と言えばもちろんこちら。
ただの牛丼 |
腹もこなれたので、観光でもするかと車をぶらつかせたら”役場”の文字が。
駐車場に自転車を積み込んだ車が沢山とまっていたので、はて?と立ち寄ってみる。
受付は2階と書かれている。そういえば要項を全く見ていなかったけど受付は必要だよなと受付終了。
俺って機転が利くな。
やっと試走へ向かうとチーム・ホシの方々も試走しているとのことでした。
この日は暑いくらいで道路標識24℃とか見た。
スタート/ゴール地点の越代の桜(が正でした)の駐車場に車を止めて試走スタートすると後ろからマコリン(中年のエース)登場。
もう一周付き合ってくれるということで一緒に走る。
スタートから
1.やんわり上る(追風)
2.ぐわっと下ってやんわり下って【向風】
3.やんわり上ってクイッと上って【不明】
4.つづらの厳しい下り(下りハイライト1)【向風】
5.T字が来てぐわーっと1km位上る。上りのハイライト。10%あるらしい【追風】
6.残り5kmの看板がきてダラダラ上り(記憶に残らない曖昧な区間)【不明】
7.残り3kmの看板がきてややきつい上り【無風】
8.ハイスピードな下り。70km以上出た(下りハイライト2)【不明】
9.上り返してすぐに残り500mの看板【不明】
10.ダラダラのぼってゴール【追風】
の12km。
レースでは4周回する。
うーん思ったよりもタフで上りと下りしかない。
集団走行のメリットがあるのは2.と8.くらいか。
ただ脚が揃ったメンバーでパックになる可能性が高いのでゴールスプリント地点の確認も怠らずやった。
掛けるタイミングが非常に難しいという印象だった。早駆けしては確実に沈む。
果たしてこの取組の成果はでたのか?乞うご期待。
その後、宿の喜楽亭さんに入り風呂とご飯。
ご飯は豪勢でした。
宿飯 |
マコリンさん
H口さん
けん坊さん
F山さん
ヨシエさん
とみなさん気さくな方ばかりで楽しく過ごせました。
もちろん懐にはナイフを仕込んでいるかもしれないので注意は怠りませんでした。
Fヤマさん、ヨシエさんがTABATA実践者ということを知り興味深かったです。
毒針などが仕込まれていないか入念に確認して布団に入る。。前に窓の外を見てみると激しい暴風雨。
え?
なんか明日は荒れそうだという話。まあ明日のことは明日考えるか。
いつ暴徒化したオレンジ軍団に襲われてもいいように十徳ナイフを布団の下に隠して就寝。
ぐっすり眠れました。
【当日】
6:00起床
外は風が強い。晴れている。そして寒い。
むう、どんなカッコで走るかが難題。
朝ごはんはヨシエさん謹製のかわりご飯おにぎりとマコリン亭奥さんの謹製パン。
(一番一服盛られるシチュエーションなわけですが)おいしくいただきました。
ありがとうございました。
7:00宿を出て、7:20頃現地着。
めちゃめちゃ寒い。体感5℃位。
放射冷却と思われる。日も出てるしこれから上がるような気がしたので、ウォーマー類は無しでいこうと決定。
スタートまでは体を冷やさないように心がける。
出走サインという慣れない行事後、レースまで時間がある。
軽量化も無事終了。
大尉とも再会をはたし、話をする。元気そうでないより。なんかオーラが出てる感じがした。
沖縄に向けて集中しているのであろう。影ながら応援してます。
本来はアップの時間なのだが、レースコースしか道がなく実走は無理。
ローラーは持ってこなかったので基本的にアップは無し。
小走りなどして体を温める。が、これはあまり良くなかったかもしれない。
女子のレース、シニアのレース、ジュニアのレースが始まって、終わる頃に招集。
暴風のためコース確認に時間がかかりタイムスケジュールてきには15分位遅れていた模様。
レースシューズに履き替えてみたところ足がむくんでなかなか入らない。
足がむくむことは最近なかったのだが、寒さか、小走りが原因だと思われる。
まあむくみくらいは走っていればとれるかと余り気にせずにスタート。
いわゆるローリングスタートで上記4.まではパレードラン。
この配慮は非常に良い。最初の少しの上りでバラけるとは考えられれず、高速の下りに大集団で入るのは勘弁願いたい。
しかしこのパレード区間で既に脚にきてしまうというていたらく。やはりむくみは何かのサインだったのか。
脚が重く、まるで右脚が左脚のようだ。
つづらまでのイージーな区間も付いて行くのがやっとだった。
つづらをゆっくり下って、リアルスタート。
無理やり掛けてみるがすぐ失速。まわりのペースも速いんだか遅いんだかわからない。
今思えば割りと速かったのではないか。
早くも先頭集団から遅れてしまう。こ、こんなはずじゃ。。。。
なんとか踏ん張ってH口さんの後ろにつくも千切れそう。
話しかけられても応えるのもしんどい。何が起こっているのか。
やっぱりアップ不足だったのだろう。
一周目は虫の息で走りでなんとか終了(先頭集団から10秒ということだった)
二周目に入っても調子が上がる気配なし。集団はまだ見えるがいつペースアップするかもしれない。
なんとか打開策を試みるも一向に体がいうことをきかない。
このままいくとズルズル遅れて足切りかもしれん。
先頭集団から落ちてきた人としばらく共走してペースを保つ。
二周目終了。き、きびしい。
三周目はじまってすぐやや掛かりがよくなり単独走になる。
上記2.あたりで1分後スタートの高校生集団がやってきて集団走行となる。
しばらく高校生を追走していたら、急に脚が軽くなった。本当に突然に。
4.つづら下りで離されるも、5.の上りで追いつく。
どうやら高校生はそんなに上りをがんばらないようだ。
そんなこんなしてると我がBクラスの集団との差が詰まっていた。
8.の下りで踏んで追いつけるか?と思ったが下りでは逆に離されている感。なぜだ。集団効果?
前の集団は5人。マコリンと宮城のTさんの脚は知っている。
後の三人は知らない人。優勝候補のIさんが見えないのでその前に居るのか。。。
(結局前には二人いたことをゴール後に知る)
四周目に入るところで目を三角形にして必死に踏んでみるも追いつきそうもない。。。
しかしここで諦めるわけにはいかない。
なぜなら諦めるためにトレーニングしてきたわけではないし、楽になる為にここに来たわけではないから。
結果はどうであれ諦めることだけはしてはいけない。
最後まで自分のレースをしなければならない。
2.の下りで集団が見えなくなる。
「もしもしこちら頭、脚さんどうですか?」と問いかけてみると
「もう少し行けまっせ」という答えが返ってきた。
なるべく効率に徹した走り。
・上り基調でも頭を下げる
・ドンっとワットを載せない。
を心がける。
3.でやや強めに掛ける。
集団までの距離が詰まってるじゃないか!今までにない距離感だ。
そして一人キャッチ。よしっいけるでー。
つづら前のピークでほんの5mくらいまで迫る。しかし残念ながらつづらの下りに入る。
ここでコケるとかの下手を打つわけにはイカン。冷静にかつ最大スピードで下る。
T字のコーナーはいままでの周回でかなり慎重に下ったてきたが、最後は攻める。
アウターで踏んでスピードを殺さずに上り返す。
集団からは二人遅れ始めているじゃないか!
ハンターの目で二人を見つめる俺。
じっちゃんばっちゃん5名ほどのビッグギャラリーが見守るなか一気に二人を追い抜く。
後ろは振り向かない。
前にはマコリンとTさんの背中が見える。二人はなんかシメシメみたいな会話をしている。
今まで前を追うことばかり考えて気にしてなかったが、そうかここが入賞ラインなんだな。
地脚は前の二人が上だ。スプリントなら勝機があるかな?などと考えたが、後ろにつくのは嫌だった。それは少し違うと思った。
勝負どころは今だと判断した。
6.のセクションでじわじわつめて、傾斜がゆるくなったところで一気に追い抜く。
驚く二人。
まさか、もけけがゾンビとなって生き残っているとは思わなかったであろう。俺も思わなかった。
できるだけ引き離すために呪文を唱える。
「よーいーごーしーのー、グヘッ」もう声がでない。
残り3kmの看板が見えて、傾斜がキツくなるところで二人に追いぬかれた。
ここを上りきれる脚があれば作戦は成功していたであろう。
だが脚は残ってなかった。
「もしもしこちら頭。。。」返事がない。ただの屍のようだ。
最後の下りでも、もう踏む脚がなく前が離れる。
-終戦-。
残り500mで脚がとまる。
残り200mで二人がスプリントに入るのが見えた。マコリンがんばれ。
残り100mから一応下ハンもってゴール。
ラインを越えたらまったく脚に力が入らなくなる。
両足がまるで三本目の脚のようだ。
ところで、「スプリントの練習」とはなんだったのか?
ゴール後は給食タイム。
「古殿と言えば牛丼」などと書いているガセネタブログを見たことがあるが、本当はこちら、
蕎麦 |
あと豚汁も振る舞われました。
■リザルト
Bクラス 5位
表情式でチームジャージがなく(母親から奪った)Marshall Tシャツを着ている奇特な人を見ました。
表彰式の風景 |
流鏑馬[やぶさめ]こんにゃく(流鏑馬関係あらへんがな) |
中身はこんな小分けが入ってました |
おみやげまでいただき恐縮です。
みなさま楽しい時間をありがとうございました。
米沢寒いです。
今回いつものヒルクラとは違うフォーマットのレースということで、新鮮でとても楽しかったです。
レース前はヒルクラを3~4回インターバルを挟んでするんだなという考えていましたが、「下り」という要素もあり、時間も2時間弱とそんな簡単な話でもないかもしれない、と今は考えています。
ヒルクラを主戦としている方々も多分楽しめるので、みなさん来年参加してみてはいかがでしょうか。
あの人とかあの人とかフィットしそうだなー。
■機材
陸王 52-36 12-18
ホイール HED手組(丸スポークが下りが遅い原因と思われる)
そういえばDi2のサテライトスイッチをつけていったけど、思い出したの最終周だったわー。
久しぶりにボトルにコーラ。ちびちびやりながら走った。これは多分効いた。
口の中が気持ち悪くなるのが難点だが。
さてこれで今シーズのレースは終了です。
今年は原点回帰的な取り組みを行い、手応えのあるシーズンでした。
また色々な方と新たに知り合うことができ、以前からの知り合いの方々ともさらに踏み込んだお付き合いをさせていただき、充実したレースシーズンを過ごすことができました。
これもひとえに俺のおかげであり、俺が選択し俺が実行した結果でございます。
みなさまにお礼を申し上げる筋合いは一切ございませんが、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また来シーズンもよろしくお願い申し上げます。
あとお金ください。
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