行って参りました。群馬の赤城山。
ビッグレースで自分を試すのが目的です。あと山椒味噌まんじゅう。
台風との予報もあり若干の不安がありましたが、一部からはモーゼ(十戒で海を割ったことでお馴染みですね)とも呼ばれている私が行けば大丈夫。
【前日】
今回はユピテルのカーナビという絶対的な支配者に道を委ねているので安心です。
指示待ちの人間。OKそれでいい。
過去、枝折峠に行く際に尾瀬経由ルートという暴挙をとったこの俺だ。信用ならない。
前橋に入る前に、tarmacさんに教わった渋川の「中しま」さんへ。
古民家を改造して作られている |
十割 |
うまいです。十割そばを食べたのですが、自分は「山水さん系の蕎麦」と分類しましたがいかがでしょうか。
古民家もいい感じです。
帰りしな石臼などを見てると、ご主人(たぶん)からお声がけいただく。
車(キャリア)がおもしろい。仙台から来ました。それから赤城、榛名のことをお聞きする。
とても面白い方でした。
榛名かー行ってみたいなー、一気にレースのことなど忘れてドライブモードへ。
榛名方面に頭を向けるもいかんいかんと沼田に向かう。
国道17号線を囲う山々が素晴らしいです。子持、昭和村、美しいですねー。車窓からの眺めですが。
ただただよい |
iOSのMAP流石です |
[アクティビティ]フリアン
[メニュー1]みそx2
[メニュー2]みそバターx1
[メニュー3]あんバターx1
なわけですよ。
その後、地元強豪レーサーから入った情報を元に樫の木バウムクーヘン。
もうバウムクーヘンの枠組みを飛び出しちゃってます。もちろんうまいです。
チョコ有りと無しがあってチョコ有りを買いました。
どうやら有りで正解だったようです。
〜の木という店舗名が多いですね |
なんか忘れていないかい?
あ、そうそうグリーンドームへ行かなきゃ。
なぜかユピコ(仮名)が昭和村のICを目指せというので従うことに。
途中、「さつき」(仮名ではない)という蕎麦屋を見かけました。
庭プレハブな感じの店舗でなんとなく良さそうな予感。が腹一杯で検食無理でした。
今度誰か行ってみてください。
グリーンドームで受付後、コバッソ(@kobasso)さんが近くにいるとのこと。
わざわざ駐車場まで足を運んで下さいました。ありがとうございました。
目印のバナナを掲げ@kobassoさんを待つ。しかし到着前に完食。 |
自走で群馬まで来たとのこと。「いやー、家が練馬なんで近いっすよ」と。
練馬のはっきりとした場所をイメージできない田舎者なもので「馬つながりだからな」とひとりごちましたが、距離を聞いてビビりました。
俺のTLは猛者だらけかよ。
あー誰かにあったら渡そうと思ってた、みそパン渡すの忘れたー。気が回らなくてすみません。
走り去るタフガイ |
気が回らないのにはわけがあって、受付後ブースを見ているときにカーボン用ブレーキシューを忘れたことに気づいたのでした。
ああタキザワが近くにあったはずだ。HARP!(HOPEとかけてますよ)
無事ゲット。倉庫までいって受け渡し。(最後の一個だったです)
以前から気になったタキザワにも行けたし、まあよしとする。
ここかー |
倉庫では仕分けが行われてました。お疲れ様です。 |
辺りがすっかり暗くなってしまい、予定より一時間遅れでホテルにチェックイン。
アニバーサリーコート/ラシーネ。名前、何度聞いても覚えられません。
いいホテルでした。来年も利用したいと思いました。
ベッドがなんとか(何度聞いても覚えられません)というやつで、家にも欲しくなりました。
(注意:動くとかそういう類ではありません)
書いたそばから名前忘れました |
【当日】
前橋の朝は早い。4:00に起床。準備、軽量化を済まして5:00前に出発。
駐車場は付属小学校。ユピコ(仮名)がいなければたどり着けませんでしたよ。
荷物を預けに会場へ自転車で。
ここで問題発生。袋はオフィシャルのものじゃないとダメという事を知る。
予備の袋をもらって事なきを得る。ありがとうございました。
【レース】
アップは駐車場でローラー。これが正解かどうかはわからない。レスト3日だったので、調子を見たい。少しやったら良い感じだったので5minアップ10minL4 5minダウンのみとした。
再度会場へ向かう。会場での待ち時間、コース等いろいろなことを考えるとアップはいらないかも。
会場で整列すると人数の多さに驚く。Fグループ第6組?。"F"と"6"2つの識別、必要なのかな?
しかしあれだね、スキンスーツってトイレ(小)しづらいね。みんなどうやってやってるの?もう俺なんか遠山の金さんみたいになっちゃったよ。後が詰まってたんでそのかっこのままトイレから出たんだけど、普通なら逮捕されちゃうよね。
スタートゲート付近は割りとほんわかムード。整列も人の間が広いので少し前の方にいかせてもらう。
アキレス腱断裂でお馴染みの前橋市長のカウントダウンで、スタート。
先頭まで上がる。スタートラインも通過するまでわからなかったし、コース上のどこを走っているかわからなかったので(試走行ったよね?)鳥居が来るまではまあこの辺りで適当に。
ペースは遅いと感じた。HARPな方が前を走っているのでこれが良いペースなのだろうと判断。
別のHARPの方が後ろから上がってきて少しペースが上がる。鳥居もたぶんこんな感じで過ぎたと思う。
ずーっと二番手。聞いていた通り応援のみなさまが鈴なりになっていて、否応なしに気分が盛り上がる。がんばんべー。
しばらくすると、スルスルと上がってきた明らかに速いペースの方。
青いジャージと乗り込まれた自転車。「ここがFの先頭ですか?」と確認される。
うーんこりゃーホンモノだ。少し話をさせてもらうと65min以内で登る予定、今は63minペースとのこと。
ああ、自分には少し速いな。と思い、ローテーションとかはちょっと無理ですと伝えた。
しばらくはややオーバーペースでついていく。が気づいた時には星になってしまわれました。
あとで聞いたのですが、地元強豪チームのナッカラーノの方のようで、多分年代別で優勝された方ではないかと。
その後は1人旅。その後1人ペースが合うコルナゴな方と合流し二人旅。そして3人ほどの小集団に追いつかれる。
脚が合う。一気に楽になる。やはり単独走というのは相当に疲れる。自分はどちらかというと単独走を好む(なりがち)なのだが、脚の合う方々と一緒に走る楽しみを最近知りました。
勾配が上がるところまではこのまま行こうと思い。つかせてもらう。先頭を引いている方はほぼ1人引きで堂々とした走りだったなぁ。ああいう走りにはリスペクトを覚えます。覚えますが後ろに付きます。てへ。
勝負どころと位置づけた駐車場(1000mくらいのとこ)でペースが上がります。
なんとか食らいつく。少し離れて追う感じ。うーん痺れる。いいねぇ。これがレースだよ。ジャンガジャンガジャンガジャンガ。
カーブ40~50の間のどこかで、スターバックスジャージを着るジェントルなライダーが見えた。サドルに鈴をつけている。白いOrca。これは…。@faazaaさんだ。後ろ姿で語るスタイルのある走りだった。
挨拶しようか迷ったが、実際のところ一杯一杯でその余力がなかった。失礼をお許しください。なにせそう見えなかったかもしれませんが、もう崖に小指一本な感じだったもので。
なんとかカーブ54までは視界に前集団を捉えていたのだが、つづらに入ってペースが更に上がったのか見えなくなる。ところで、脚 が 合 う ん じゃ な か っ た の か?
さあここからが本当の勝負です。ただただゴールだけを恋焦がれて走ります。体感ではL5領域、でも多分ワットは出てないんだろうなぁ。
ゴールラインが見えた。見えてから長いですねー。
最後の直線ではこれまでに経験したこと無いほど踏みました。
ゴールラインを越えてから駐車場の坂を自転車に乗って登れませんでしたよ。
自転車を押すキョジャッキーの図。写真はない。
ゴール後はもうなんつーか体調が非常に悪くなって、すぐに下山しないとまずいぜこりゃとなり、そそくさと大沼に向かう。寒い、寒いよ。
大駐車場について荷物を受け取る。
だがしかしだ500円券がある。いつのまにか本能的に手に握りしめてしわくちゃになっている。目眩と懸命に戦いながら曽山商店へ。
おばちゃんに「これで換えられるだけ山椒味噌まんじゅうをください」と伝える。目は血走っていただろう。
おばちゃんはいつもやさしい。お茶を飲んでいけと煎れてくれたのでで、お言葉にあまえて座らせてもらい飲む。
次の指示を仰ぐ為に、徹子(仮名)(本名:両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属メキシコサラマンダー、流通名:ウーパールーパー)を探したがいなかった(と思う)。
手の震えを抑えながらパチリ |
どんよりと立ち尽くしていると、下山方法がアナウンスされたので下山ポイントへ向かう。並んでいる間、味噌スープをいただく。うまい。
下山途中世界が黄色くなる。視界も狭い。体育館の裏で喧嘩してパンチもらってぶっ倒れて「お前なかなかやるな」の時みたい。
独り言をブツブツ言いながら、なんとか下る。ブレーキの調子がおかしい。どうやらシューを逆につけたみたいでクッククックと鳴く。
下山休憩でホイールを確認してみると、シューが溶けてリムが黄色になっている。ああ黄色だらけだよ人生は。
これ落ちるのかなぁ。
下山途中に観客の方がまだ手を振ってくれていてほっこりする。暖かくなってくると気分も良くなり、できるだけ挨拶しながら下る。
会場についてリザルトを確認すると
1時間8分59秒
とのこと、70分は切ったかなーと思ってはいたがまあ目標は達成しました。最後の踏みで8分台を死守した模様。
今後、赤城山HCコースの持ちタイムは?と聞かれたら、68分ですよ、と答えるのでよろしく。
リザルト。レベルたけ~な |
会場でへたれさんとタムラさんに遭遇したのでしばし談笑。お二人とも素晴らしい成績です。地元のサイクリストの方とも少しご挨拶。
いやーどうも回りの人が速すぎて「仙台から来たのだけが特徴」の人ですなぁ。あと出っ歯。もう少し精進します。
何を?みなさんのタイムを見ると素晴らしいのはもちろんなんですが、私が気圧されたのはタイムや順位ではありません。そのレースに賭ける真っ直ぐな気持ちです。それはタイムや順位を語る以前の問題です。私ももう少し姿勢を正さなくてはいけません。
そしてニホランさんのクラス優勝を知る。すばらしい。やり遂げたのですね。やはりやる男だ。
ゆ~ゆでひとっ風呂浴びて出ようとしたら、北国ライダーさんに遭遇。65分台でシングルという立派な成績でこちらもご立派。なんか実力の差がさらに開いた感じです。とほほ。自分仙台から来ました!
【レース後】
腹が減ったので、tarmacさん情報より、柚子の木さんで蕎麦。
うまい。エビとホタテの天ぷらも食べましたよ。いろいろ考え事してて写真撮り忘れました。
ここで、ふくふくさん夫妻にお声がけいただく。
なんと私のブログを見ていただいているというマニアックかつ心優しい方々で恐縮してしまいました。
ありがとうございました。またどこかでお逢いしましょう。
ふくふく3号って名乗っていいですか?
〆はもちろん。
登利平。またですか。
いやーこの弁当はスタイルありますよ。
実際各メディアでグルメとかいってますが、高くて美味いのは当たり前じゃないですか。例えば一万円だせば大概美味いもの食えますよー。それは普通なわけですよー。
結局のところ素晴らしい料理っていうのは値段いがいに圧倒的なサムシングをもっているわけですよ。
これが赤城山HCの総括です。まさかの俺グルメ論でおわり。
庶民の味を侮る無かれ |
5 件のコメント:
突然の声かけ失礼しました。郡山から来たのだけが特徴のふくふく2号です。
もけけさんのセンスある文章のファンでいつも楽しみにしてます。
ふくふく3号! ありがとうございます。ついに待望の新メンバー誕生です。もちろんOKですよ。
私もまくら2号って名乗ってもいいですか?
どもども。わざわざコメントしていただきありがとうございます。うおー3号嬉しいです。まじで使っちゃいますよ。ブログもスキミングさせていただきました。いつか一緒に走れるといいですね。郡山の美味いパン屋教えてください。いやーご夫婦で自転車を満喫されているのは羨ましいですなぁ。1号さんにも宜しくお伝え下さい。
あ、「まくら」未だに意味不明です。一応団体名らしいので、正しい使用方法は「まくら所属ふくふくn号」となるようです。徹子(仮名)が言ってました。
おおっと、中しまさんに加えて柚子の木さんにも寄ってしまったのですね! 自分は蕎麦単体では中しまさんが好きですねー
秩父ではそば福さんですかね? 引き続きがんばってくださいませ。
>tarmacさん
おおっと、tarmacさんの足跡をたどるような行動になってしまいました。ストーカーです。
中しまさん、たしかに中しまさんの方が蕎麦自体は一枚上ですね。あの日は北海道当麻町の粉だったようですね。
そば福さんメモりました。ありがとうございます。
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