2017年9月11日月曜日

第14回 枝折峠ヒルクライムinゆのたに (2017/08/06)

[天気]晴れ
[気温]30℃以上
[風]弱い
[体重]60kg
[アクティビティ]レース 14km
[メニュー1]40:51 255W 89rpm 185/194bpm

鳥海山での失敗をうけて、(若干)意気消沈していたわけですが、手応えはあったのでこのレースでもう一丁試してみなければならない。今の自分の力を。
という気持ちは念頭にありましたが、わりとリラックスして現地入り。
なにより旅が楽しい。

【前日】
田中角栄さんでお馴染みの浦佐でマツモさんと落ち合う。
時間があったので毘沙門天をまわる。
いいところでした。
最近はあまりお土産物を買わない傾向だったのだが、これは思わず買ってしまった。



その後、会場に移動して17:00に受付。
マツモさんと去年外湯でプギャーした、駒の湯山荘に宿泊。
今回これが非常に楽しみであった。



アブソルート口撃(アブの攻撃)にやや辟易しながらinすると、あ、暑い。




エアコンなど探すも照明すらランプなのにあるはずも無かった。
電気のコンセント自体が無い。最高。



女将さんが言うことには夜は涼しくなるし、20時を越えるとアブもいなくなるとのこと。
本当か?

本当だった。

ランプは非常に暗く、実は電気のランプも併用するのだが、それでも暗い。
目が慣れるかと思ったがまったく慣れなかった。
毎日どれだけ電光にさらされているのか、逆に不安になった。



温泉。最高です。
栃尾又温泉と同様、超温湯。なので5個(正確な個数は不明)ある湯場にはそれぞれ沸かした熱い風呂も併設されている。

河原に下っていって入った露天は、生涯忘れられそうもない。

料理。最高です。
見た目はぱっとしないのですが、きちんとした本物の塗の膳で、一の膳、二の膳と用意されていた。
味付けはどれも素晴らしく手が込んでいて、一筋縄ではいかない。
天ぷらも座ってから揚げたてを一品ずつ持ってきてくれる。
とにかく手が込んでいて、心尽されている。自分はこういうのに弱い。
もちろん全て新潟県産。"魚沼牛"なんてあるだ。きっと外には出ていかないのだろう。
やはり厨房が大きい(去年チェックした)宿は料理が良い。



狭い下宿部屋(山荘だからな)のようなところに一万円ほど出すのは馬鹿らしいと思うかたもいるかもしれないが、この内容であればむしろ安いとすら感じた。



なお携帯(DoCoMo、AU)は通じません。
どうしてもツイッターやりたい人は、衛星電話でどうぞ。



驚くほどぐっすり眠れた。

【当日】
女将さんに握ってもらった特大のおにぎり2個を食べて出発。
アブの朝も早く、既に活動を始めていたので迅速な行動が要求された。

会場着は何時だったか。2段めの駐車場に止められたので時間的には早かったと思う。
へたれ夫妻が近くにいたので挨拶。

ゆっくり準備して、マツモさんとアップ。つづらの途中まで。
調子がいいことを感じた。
ただ暑さだけは不安が残る。

開会式、スタート地点でみなさんとご挨拶。
ヒヤロンを小粋に軽く引っ掛ける。
持ってレースに出るか最後まで悩んでウロウロして結局置いていくことにした。
白い紙袋を持ってスタート直前まで待機していたので、周りから不信の目で見られる。慣れている、毎度のことだ。
なお、紙袋の回収を忘れて(予想して中にゼッケン番号が書かれた何かを入れておいた)下山後呼び出される。毎度のことだ。

【レース】
特にプランなし。
自分との対話をしよう、というのがテーマであった。
走る前、意識は内に内に深く入っていく感じがして、とてもいい状態だった。
恐れるものは何も無かった。

スタート。
割りといいペースで進む。相変わらずガチャガチャしているがよく周りを見れば大丈夫。
橋のあたりで何人か前に行って差ができる。DTさんが含まれていたので、ややまずいかなと思う。
アマンダをかるM田さんがいたので、後ろにつかせてもらってすぐに追いついた。

つづらに入って一気に前方にせり上がる。
DTさんが強い。
ドイツ(あるいはベルギー)ジャージの方も強い。
この二人でレースをメークしている。
前を走る二人は目に入るが意識せず、己の内側だけを見て走ることに集中する。
あっという間に第一スノーシェッド。
暑さはあまり感じなかった。
ボトルは持ったが、ほとんど水は飲まず。
第二スノーシェッドまでの間のどこかでDTさんの前に出て、そこから三人の順は変わらず。
後ろは一度も見なかったのでよくわからないが。

第二スノーシェッドで水をもらって(冷たいのがいいかなという考え)飲んだら苦しくなった。
水を飲むとかえって良くないのか?課題。

ドイツ(あるいはベルギー)ジャージの方のペースは落ちない。
自分もなかなか走れている。
最後までこの感じで行けるのか、それともどこかでクラックするのか。
残り2kmの激坂の前の坂(わかりづらい)ですこし離された。
自分もギリギリで走っているので、詰めることなどは無理だと思いながら走る。
こういう差は実力の差なので、その時だけ頑張ろうと思っても無理。
奇跡は起きない。
これが自転車競技のいいところでもあるし、厳しいところでもある。
奇跡は日々起きている。

遅れてからもギリギリのペースで走り、走れる楽しみを感じた。
で、ゴール。

前にもう一人いたような気がしていて、正式に自分が何番手なのか不明だった。
でもまあそんなことはどうでも良かった。
タイムは40分を切っていなかったのは確認。まあこんなもんだろう。

ゴール後は去年と同様医務テントの下で大の字になる。
しばらく休んで、下山待機所に行き、みなさんとスイカを食べる。
すばらしいひととき。

■リザルト
男子D 2位 40:52

変態クライマーさん、へたれさんが優勝していたなぁ。
正直言うと二人共予想外でした。強いですね。
自分は2位だったけれども、優勝争いしたという感じもなく、淡々と走っただけ。
ものの良し悪しではなく、こういうのは性格なのかもしれない。
でもいつでも充分に楽しんでるし、そして悔しんだりしている(つもり)。
今回、自分にとって自転車(レースだけではなく)はかけがえのないもの、なくてはならないものであることを改めて感じた。
いつになったら飽きるのだろうか。

■データ
40:51 255W 89rpm 185/194bpm

■装備
矢島カップと同様
ただし、サドルを5mmほど低くした

去年と同様、八色蕎麦(新そば)を頂いて北朝鮮のミサイルをかわしながら帰宅。
いい週末だった。

命中したのかな

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