[アクティビティ]試走というより食文化めぐり
【前日】ジャパンカップからスライド
餃子に後ろ髪をわし掴まれつつ、次の宿泊地である熊谷へ。
宿は17号沿いの熊谷駅からちょっと外れにある結婚式などもできるホテル。名前は忘れた。
俺のもう一つの頭脳であるiPhoneがハンガーノックに陥っているため、情報は足で掴むしかない。エテ公のようにね。
いやユピ子いたわ。文字入力にイライラしながら「吉見屋」と検索。
事前にマツモビッチ(@matsumovic)さんからタレコミがあった鰻屋さん。
小生、鰻は夜の食べ物というイメージをもっているのであるからして、ころあいのいい時刻17:00。
電池残5%のiPhoneで連絡をとる。
「やってますよ。いつでもいらしてください」とのこと。
ユピ子に導かれ秩父へ。いつのまにか有料道路に導かれ410円。
小一時間で吉見屋に到着。
もう日が暮れていて寂しい感じ。しかしこれが旅の醍醐味ですよ。
寂しさを感じない旅なんて、ただの移動です。
吉見屋 |
声を掛けると、おばちゃんが出てきて座敷に上がれとのこと。
うな重(上)を注文。
ひつまぶしもあります |
ところで、このお店お茶が美味い。濃い目のお茶。漬物も美味い。
待っている間に秩父の情報誌を眺める。
ちちぶ老舗スケッチが面白い冊子 |
秩父俳句のことも知る。やっぱりジャパンは5-7-5だよね。ザックにも提言しよう。17人?
一句
落ち葉うら 今年も二度目の 龍勢まつり
うなぎなう |
帰りは有料道路に乗れという指示をボイコットして国道140号線を熊谷まで。
途中、長瀞だのネギトロだの花園だの楽園だの通って無事にホテルに戻る。
この辺りは豚の産地なのでしょうか。寄居の味噌漬け豚肉が気になりました。
【当日】
熊谷の朝はそんなに早くない。最近旅先のホテルでも自分の家のように眠れる。
昨日の下道から途中折れて龍勢会館へ10:00頃到着。
準備をするもコースがわからん。まったくわからん。
サイクリストがいたので聞いてみると、だいたいあっちの方じゃないかとのこと。
この方も初めてらしい。
感を働かせ、ははーんこの辺りかと橋の手前を右に曲がる。
「11/11はヒルクライムレースの為、通行止」の看板が出ていたので、よしと。
しばらく登るとどんどん人里離れてぐいぐい登る。途中体感20%くらいの細い道。
激坂系コースと聞いていたので、なるほどと思ったけど、自転車二台くらいしか通れないし坂すごすぎね?
なんか民家のすぐ前とか通るし…。30分程漕いだら下り始めるし…。満願の湯とかあるし…。完全にコースミス。
iPhoneの電源を入れるも赤いマークしか出てこない。餓死した模様。
後で調べたら、どうも下山ルートさらに皆野町側の道を登ってたみたい。
なにが、ははーんだよ。
時間を見ると調度良くお昼。試走ミスそっちのけで、こいけさんに向かう。
国道140号線を7,8キロ甲府側に漕ぐ。向かいに豚丼屋を確認。着きました。
外見のたたずまいは普通の蕎麦屋。時間は11:30くらい。先客は2組。ついているねー。
引き戸をくぐって店内へ。左奥に大きな座敷。静かだ。外の喧騒がウソのよう。
指示されたテーブルに腰掛けて出されたお茶をいただく。美味い。
ところで蕎麦には日本茶と思う。そば茶も好きですが、日本茶がいい。
三色天を迷わず注文。
汁に驚く。醤油(かえし?)の味が濃いのだがしょっからくない。後にものこらない。
あたい…こんなのはじめて…。
蕎麦も天ぷらも言わずもがな。朴訥としているが、全てが洗練されている。
思わず厨房に顔を向けると、ご主人と目が合う。黙礼。
姿勢を正して蕎麦をいただきました。ごちそうさまでした。
一つのことを極めるということ。続けるということ。口で言うほど簡単なことではないはずです。
食文化の極みに触れて感動しつつ龍勢会館へ戻る。
今度は売店の方に道を聞いて、きちんと本当のコースを登りました。
なるほど噂通りのコース。
鳥居を越えてから急に斜度が上がる。確かに激坂。
その後林道に入ってからは並な感じのヒルクライム。下ってだらだら登り、なんとなくなゴール。
思ったよりも長いですね。
途中2箇所の砂利道は11/9までに工事するような看板が立ててありました。
25Tか27Tか迷うけど多分25Tでいくと思います。
試走前はなんとなく45minを目標にしていましたが厳しいかなぁと感じました。
下ってからどれだけ速度あげられるかな。
たぶん下山コースを下って太い道。間違えて登った道につながる道のようだ。
午前中も気になった「天空のおやき」ののぼり。気になったら行ってみる。
残念ながら、おやきは売り切れ。ちょっとお茶飲んでいきなさいよとおばちゃんが言うのでいただくことに。ここもお茶が美味い。
先客のご夫婦と一緒に自家製の梅干しをいただく。
なんとも不思議な顔合わせだけど、いろいろな話に盛り上がる。
おばちゃんは梅干しの伝承免許?をもっていて、おやきは伝承免許を持っている人から教わったらしい。
自分なりに研究して今の味を作り上げた。
こういう話を聞いていると、これは完全にモノづくり魂そのものであり、日本人気質とはこういう事ことなのだと思った。
商売ではなく作ることに面白みを感じ、自分なりに突き詰める。
だれに強要されるわけでもなく、やる人はほうっておいてもやるのである。
おやきを作るところを見せてもらったら、それはもう家内制手工業な工場そのものでしたよ。
秩父に名人多し。
そば福さんにもいきたいななどと考えていたけどタイムアップ。満願の湯も諦める。
しかし家遠いなぁ。高速道路だと前橋経由なのかよー。赤城より遠いのかー。
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