2020年1月13日月曜日

我インフル故に我あり 0kJ

正月明けの一週間も終わりかけた金曜日嫌な悪寒が身体を走った。
隣の席の人が今週頭からインフルで休んでいた。
よく会話をする相手だったし嫌な予感があった。

20年ほど前に一度かかったことがあり、あの急激に体調が悪くなる感じを覚えていた。
家に帰って体温を測ると38℃。経験上もっと上がるはず。
味噌汁を飲んで寝る。

次の日は寝たきり、だが体温が38℃を超えることはなく、もしかしてただの風邪かもと思い、ご飯を少しだけ食べて十何年ぶりに風邪薬を飲む。

骨折時はずーと熱がある状態だったので、もしかしたら身体が熱に強くなっているのかもしれない。

翌朝、体温は37.5℃。少しさがったが、どうにもおかしいので、区で運営されている(らしい)休日診療所に行ってみる。


そこはさながら野戦病院のような場所だった。まあ休日しかやってない仮診療所とはいえ、待合室と診察室がちょっとした壁で区切られているだけ。受付らしいところもなく、会計もテーブルの上にレジがあるだけ。
待合室は朝一ながら満員状態。一瞬ここにいたほうが病気になるかもしれないと考え帰ろうかと思ったが思いとどまって、インフルの検査だけはしてもらうことにした。

殆どの患者がベルトコンベアー式にインフルの判定を受けて帰っていった。
インフルエンザなきものは人間にあらず、といった様子である。

しばらくして自分も呼ばれて鼻ぐりぐり、これが結構きつかった。
無事インフルエンザと言い渡される。何型ですか?と訊いたら、今はA型しかないとのこと。

「周りにインフルの人いる?」と訊かれたので「職場の隣の席の人が」と言ったら「やっぱり伝染るんだー」と先生が言っていたのが印象的だった。やっぱり?
あと風邪薬には解熱剤が入っているので少し熱が下がったんだろうとのこと。

タミフルを飲んだ瞬間にすべてが楽になって、普通に生活できるようになった。
だがウィルスは身体の中にあり、それを薬で抑えているだけということを忘れてはならない。

生きているからインフルエンザになる。インフルエンザになるということは生きている証でもあるのだ。

0 件のコメント: